21年5月

 

樹々の緑が美しい風薫る5月になりました。ゴールデンウィークと言われるほどの時季にもかかわらず、東京では4月25日から5月11日まで3回目の緊急事態宣言が発令されました。会員の皆さまにはご健勝にお過ごしのことと思います。

6月の総会は開催できませんが、担当幹事や会社関係者のご尽力で会報、覚書帖、協賛広告を皆さまにお届けすることができましてほっとしています。

 

4月から高齢者にもワクチン接種がはじまりましたが、行きわたるには時間がかかりそうです。一方で従来型のウィルスより感染力の強い変異株、さらにインド型の二重変異株も日本で見つかったとか、大阪では医療崩壊といわれるような事例が報道されています。

 

 4月はスポーツで明るいニュースがありました。池江璃花子が日本選手権水泳競技大会で二種目に優勝。2年前に白血病になって造血幹細胞移植を受け、リハビリしての復活に感動しました。ゴルフでは松山英樹がマスターズ・トーナメントで優勝。日本人初の優勝に解説者の中島常幸が嬉しさのあまり暫く言葉もでないシーンにもらい泣きした日本人ゴルファーも多かったことでしょう。二人のオリンピックでの活躍が期待されます。

 

さて、昨年3月安倍総理は「人類が新型コロナウィルス感染症に打ち勝った証として、完全な形で東京五輪・パラリンピックを開催するためにIOCバッハ会長と緊密に連携していくことで一致した」として開催を1年延期。

あれから1年、国民の7割以上が今夏の開催を望んでいないとの世論調査があるなかで菅総理がどのように対応するか、120年以上の歴史と利害関係者を背負うIOCのバッハ会長がどのような判断をするか注目したいと思います。

 

ともあれ、ワクチンに期待しつつ、皆さまには時節柄ご自愛いただきたいと思います。