あけましておめでとうございます。新たにオミクロン株が出はじめましたが、皆さま健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
さて、人類共通の課題である地球温暖化対策の進展が期待されています。
「温室効果ガス」がなければ、太陽から地球に届くエネルギーと地球から放出されるエネルギーがバランスするところはマイナス19度、現在の気温が保たれているのは「温室効果ガス」が存在しているおかげです。
しかし、大気中の温室効果ガスが増えると地球温暖化につながります。気温が上昇すると水蒸気量が増え、大気の対流活動が活発になり、熱帯低気圧の発達を促して豪雨の激しさが増します。北極や南極の氷が解けて海水面の上昇等様々なことが起こります。
アメリカに「テスラ」という電気自動車の会社があります。いつの間にか時価総額(株価×発行済株数)1兆ドル(114兆円)、二人のエンジニアの共同設立者が2003年に起業して18年で世界6番目の会社になりました。
最初の電気自動車を発表した時に、「人類が化石燃料利用による経済から脱却するために電気自動車を製造している」と会長が会社の存在意義を話されています。
王子HDでは、植林活動応援イベント「Stop 地球温暖化 いっしょに育む森の力」として株主に植樹会の機会の提供をはじめました。東京王友会副会長の岩崎誠さんが紙の博物館の機関誌百万塔170号に「各国・紙パルプ産業におけるCO2排出量削減の取り組み」と題して寄稿されています。
今年は寅年、「虎口を脱する」という故事があります。虎に食われそうな危機から逃れることだそうです。
「今日の世界の指導者が力を合わせて地球温暖化の回避に道筋をつけ、危機を乗りきりました」と、このように歴史に残してもらいたいものです。
これから最も寒い季節を迎えます。ご自愛いただきたいと思います。