会長挨拶(22年4月)

 そろそろ冬物コートは不要になり、活動しやすい季節を迎えました。会員の皆さまにはご健勝にお過ごしのことと思います。4月は、日本では入社式、入学式のシーズン、国の会計年度のスタートの月でもあります。

 

小学校に入学したころを思い出しました。1年生の遠足は市内の「丸墓山」、徒歩で行きました。6世紀に造られた標高19m、直径104mの日本最大の円墳で、当時は一本の登り道以外は鬱蒼とした森でした。

 

「のぼうの城」という歴史小説が10年前に映画化されました。豊臣秀吉が小田原の北条氏を討伐するためその支城である「忍城(おしじょう)」を水攻めにしました。秀吉に命じられた石田三成軍は2万、忍城は5百人、農民を含めて3千人が忍城に籠城。その城を包囲して堤を築き水を張って兵糧攻めをしたが、外に出ていた農民たちが堤防を破壊、同時に北条氏の本拠の小田原城が落城してしまい、忍城の戦いも終戦になりました。

石田三成は丸墓山の頂上から自軍を指揮していたそうです。水攻めのために築いた堤防は石田堤としてその一部が今日も残っています。

 

2月24日からはじまったロシア軍のウクライナ侵攻の当初の戦略は、首都キエフを包囲して短期間で傀儡政権をつくることと解説されていました。しかし、大量の兵力を擁したロシア軍に対してウクライナ軍の抵抗でキエフは包囲されず、ゼレンスキー政権は持ちこたえています。

国民が銃を持って国家の独立を守るために戦うウクライナに対して、NATO諸国はじめ多くの自由主義諸国は情報提供、経済制裁、軍事支援を行っています。ロシアが自壊して、速やかに和平の成立を願わずにはいられません。

 

 

まん延防止等重点措置は全国的に3月21日で終了し、東京王友会も4月4日から事務所を開くことに致しました。第7波も懸念されていますので、引き続きご注意してWITH CORONAをお過ごしいただきたいと思います。